ストレスと高血圧との関係

ストレスと高血圧との関係をご存じですか?
高血圧の患者さんの殆どを締める本能性高血圧は、体の疾患などが原因の二次性高血圧と違って、まだ原因が特定できていませんが、遺伝的なものに生活環境の要因が重なり合って発症すると考えられています。

 

 

ですが、例え遺伝的要因があっても生活環境を改善すれば発症を抑えることが出来るんですね。
また、遺伝的というと高血圧になる遺伝子があるということではなく、あくまで高血圧になりやすい体質が受け継がれるという意味です。

 

 

例えば、余分な塩分を排泄する腎臓や心臓、血管、血圧を下げる物質の作り出す内分泌系の異常などを起こしやすいなどが遺伝しやすいことです。
一方の生活環境というのは高血圧になりやすい生活環境のことです。食生活での塩分の取り過ぎ、肥満、飲酒、喫煙、ストレス、運動不足などが挙げられます。

 

 

その中でも、日本人に多く見られるのは周囲に気を配ってストレスを抱え込みやすい人が多いことでしょう。
性格的にも、几帳面でまじめ、粘り強い、何事にも徹底し取り組まないと気がすまない、人づきあいも比較的良いなど、一見文句なしの性格のようですが、その反面、無意識に緊張や不安感などがあり、心からリラックスすることが少なくストレスを抱え込んでいる人も少なくありません。

 

 

このようなタイプの人は職場などの人間関係に悩むことも多く見られます。
そして、こうしたストレスが高血圧になることには、体が硬くなることも関係しているでしょう。

 

 

私たちの体は、日中は交感神経が優位になり活動し、就寝時は副交感神経が優位に働くことで体がリラックスして休むモードに入ります。
ですが、ストレスが過剰になると交感神経の優位が続くことで、筋肉は収縮を活発にすることで硬くなり、硬直した筋肉が血管や神経を圧迫することで、血液が妨げられ血圧が上がりやすくなるのです。

 

 

また、それにより酸素不足になり疲労物質などもたまりやすくなり、肩こりなど痛みを生み出す原因にもなるのです。
そして、最近特に多いのが寝ても、体が休まらずに翌朝疲れが取れないという人が増えていますね。
通常は、就寝時は副交感神経の優位の状態になることで、筋肉も休まり、体の修復作業が行われますが、ストレスが多くなると、これがスムーズに行かなくなります。

 

 

例えば、寝ている時に歯ぎしりしたりするのも、ストレスが原因と言われており、寝ていても身体に力が入っている状態で、体は休めていないのです。
つまり、無意識にストレスが力ませて体を硬くした状態を続けさせてしまい、夜になっても血圧が下がらないといった夜間高血圧なども起きる原因の一つでしょう。

 

 

精神的ストレスにもいろいろありますが、いずれにしても、なかなか解消されずにイライラやウツウツとした気持ちが続くと、血圧も上がってしまい脳卒中や心臓発作などの過労死などのリスクが高くなるので、しっかり休むことが大切です。
そういった方は、寝る前など軽いストレッチを毎日の習慣にすると体も柔らかくなりますし、ストレス発散やリラックス効果もあり血圧が高い人にはおススメです。

 

 

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