体の血圧調整の仕組み

血圧を上げたり下げたりする体の血圧調整はどのようになっているのかご存じですか?
知っているようで、意外と分かっていないのが体の血圧調整の仕組みです。

 

 

それが分かると、高血圧の人はどのようにすれば血圧が下げればいいのか分かるようになってくるでしょう。
そもそも血液は心臓から押し出されて、動脈を通って各細胞へ血液を運び、今度はその各細胞から不要な老廃物などを含んだ血液が静脈を通って、再び心臓に戻ってきます。

 

 

血圧はご存知のように血管の壁を押し付けている圧力ですので、血液量、血管の太さ、心臓から押し出す力が関係しています。

 

 

例えば、容器の大きさが同じでその中の液体の量が多くなって中身がいっぱいになれば、容器ははち切れてしまいますよね。
また、容器が小さくなっても同じようにはち切れてしまいます。

 

 

ですが、逆に容器の大きさが同じでも、液体の量が少なければ圧力は低下しますし、量が同じでも容器が拡張すれば圧力は下がりますよね。
ですが、太い血管に通していた同じ量の血液を、同じ時間で狭い血管に通そうとすると、どうしても強い圧力をかけなければ通すことは出来ません。

 

 

そして、筋肉が硬くなったらどうでしょうか?
血管は筋肉の中を通っているので、必要に応じて血管が広がってくれなくなってしまい、十分に広がらない血管に、必要なだけの血液を通そうとすると、血圧を更に上げることが必要になってくるのです。

 

 

したがって、体が硬くなると、血管の柔軟性もなくなってくることから、血圧が上がりやすくなるのは当然と言えるでしょう。
また、血圧を上げたり下げたりするものには、それ以外にも体内の副腎髄質から分泌されるホルモンであるアドレナリンなどの物質や、ストレスなども影響しています。

 

 

アドレナリンは血管を収縮させる作用があり、自律神経の交感神経が刺激されると、血液中に多く出て血圧を上げてしまうんですね。
日中など活動する時は、筋肉だけでなく脳も働かせなければいけないので、人間をはじめとした動物は、体内からアドレナリンを出して活発に動き回る為の体の準備をします。
その為、昼間の活動している時、緊張やストレスがかかった状態の時が血圧が高くなるのです。

 

 

いずれにしても、普段から血管が広がるストレッチなどの身体が柔らかくなる運動をしておくと、血管の収縮性が良くなり、ストレスなどで交感神経が刺激されていつもより多めのアドレナリンが血液中に出ても耐えることが出来るようになり、血圧が安定してくるのです。

 

 

ですが、日頃はろくに運動をしていない人が急に激しい運動をすると肉離れなどを起こすと同じように、かえって血管の弱い部分が切れたり、詰まったりしかねないので注意が必要でしょう。

 

 

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