高血圧の人は脈拍が60%程度上がる運動を

高血圧の人は運動する時には脈拍にも注意をする必要がありますね。
一般的に高血圧の方で合併症がない限りは積極的に運動することが良いと言われています。

 

 

ウオーキングやジョギング、水泳、ストレッチ(体操)などの呼吸をしながら全身を動かす有酸素運動が適しているということはご存じの方も多いことでしょう。
適度な有酸素運動は、脂肪酸を分解して中性脂肪を下げます。

 

 

逆に、瞬間的に筋力を使い、息を止めて行う短距離走や重量挙げ、腕立て伏せ、逆立ちなどといった運動は、逆に血圧が跳ね上がるだけではなく、中性脂肪まで上がってしまうことが分かっています。

 

 

このような息を止めていきむような運動は、高血圧に追い打ちをかけるようなものでしょう。
せっかく血圧を下げる為に運動をするなら、なるべく効果的に行いたいものですが、その為には、どんな運動をどのくらいの強さで、いつ、どのくらいのペースで行うか知っておくと良いでしょう。

 

 

どの有酸素運動をするかは、自分の好みもあるでしょうし、現在の体力や体調なども考えて行うことが大切です。かかりつけの医師に相談するのも良いかもしれません。

 

 

また、運動をどのくらいの強さで行うかは、血圧が高い人にとっては安全に行う上でとても重要になってきます。
その目安となるのが脈拍です。
色々な運動を行ってみた結果、最大脈拍数の60%程度上がる強さのものがもっとも適しているという結果が出ているんですね。

 

 

脈拍数で言えば、50歳代でおよそ110、60歳代でおよそ100とされており、測り方は運動を始めた直後の1分間の脈拍数を見ると良いでしょう。(成人の健康な方の安静時の脈拍数の目安は、およそ1分間に60から100回、高齢者は60から70回です。) 
測り方は、手首の動脈に沿って、手首の親指側に指をあてて測ります。

 

 

一般的には、1分間の4分の1の15秒間の脈拍を数え、それを4倍することで、1分間の脈拍をはかります。
更に、運動するタイミングは空腹時や食事の直後は体に悪いので、食後3時間後あたりが最も効果的と言われています。

 

 

いずれにしても、最大脈拍数の60%程度の強さの運度を、1日30分から40分程度、週に3日ほどのペースで半年から1年気長に続けることで、運動の効果が現れてくるでしょう。

 

 

なお、長く続けるには、暑さや寒さなどの気温、天候、時間など、あまり苦痛にならずに習慣づけられるものを選ぶことが大切です。
これまで運動をあまりしたことがない人や苦手という方は、まずはストレッチや散歩程度から気軽に始めてみてはいかがでしょうか。

 

 

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