運動をすると血管内皮が蘇る?

運動をすると血管内皮が蘇るのをご存じですか?
実際に血管そのものの状態も良くなることが分かっています。

 

 

そんな運動が血管に及ぼす作用としては、大きくわけて3つあります。
一つは血圧が下がることですね。
これは既にご存じの方も多いと思いますが。適度に体を動かすことでブラジキニンというホルモンが分泌され、これによって血管を広げる働きがある一酸化窒素(NO)が活性化します。

 

 

この働きによって血管が緩み、内腔が広がることで血管壁にかかる圧力が低くなり、血圧が下がるのです。
また、自律神経の副交感神経が優位になることも関係しているとも言われています。

 

 

運動による血圧が下がるという研究結果は既に多数ありますが、収縮期、拡張期ともに10mmHg下がることも少なくないようです。
二つ目は、血管そのものが増えることです。

 

 

以前にもお伝えしましたが、手足や皮膚などの体の表面に近い全身に張り巡らされている毛細血管は、赤血球がやっと1個分が通れるほど非常に細い血管で、体の末端まで酸素と栄養を運んでいる大切な役目を担っています。

 

 

ところが、加齢によって少しずつ減少し、60〜70代では20代の若い頃に比べ4割も減ってしまうこともあるようです。
脳や肝臓、腎臓、皮膚などで毛細血管が減ることは、全身の様々な病気に直結します。

 

 

ですが、運動を続けていると体温調節の為に皮膚に血液を送ったり、酸素を筋肉に供給しなければならない必要性が高くなることで新しい血管が作られていきます。
毛細血管が増えれば、そこに血液がスムーズに流れていくようになるので、血管の圧力も減り、血圧低下にも繋がります。

 

 

つまり、毛細血管を形成する血管の細胞は、血流が良くなると内皮細胞が活性化され、血管に傷がついても素早く修復されて正しく接着するようになり、一酸化窒素の分泌も増え、しなやかに広がりやすい健康な血管が再生されるのです。

 

 

そして、血管が衰えがちな人は、運動の習慣がないなどの血行が悪い方や血糖値が高い人です。
また、むくみやすいという人は毛細血管が衰えている知らせかもしれません。
手軽なストレッチなどで血行改善を目指していきましょう。

 

 

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